SC155 Gray's Pottery グレイズポタリー フローラルパターン デミタスカップ＆ソーサー [sc155]

スージーがぺインターとして働いていたグレイズポタリーでの作品、フローラルパターン（俗称）です。彼女が独立して会社を興す直前の1929年に手掛けたこの作品は、ピンク、青、黄色の花々がラブリーにハンドペイントされていて、その後のフラワーパターンの礎になっているようにも思えます。グレイズのトレードマークである船のバックスタンプにはスージーの名前も刻まれている貴重なカップです。ソーサーに少々の貫入とカップにわずかなペイントロスがありますが、使用感はあまりなく、全体的にツヤもあり、状態良好です。

●SC155 Gray's Pottery Floral Pattern Demitasse Cup & Saucer
グレイズポタリー フローラルパターン デミタスカップ＆ソーサー
1929年
貫入あり
カップ口径 5.2ｃｍ 高さ 5.1cm
ソーサー直径 11.3cm

About Gray's Pottery
グレイズポタリーはアルバート・エドワード・グレイが1907年にストーク・オン・トレントに創業した陶磁器会社で、日本ではスージークーパーがデザイナーとして所属していたことで知られています。1922年、当初はぺインターとして入社したスージーでしたがデザインの才能を開花させ、1923年〜1928年までデザイナーとして活躍。フラワーパターンからアールデコの作風まで、多彩な作品を発表しました。グレイズポタリーには多数のデザイナーが所属し、1920-30年代にかけての大胆なタッチのハンドペイント作品は希少性が高く、イギリスでもコレクターズアイテムとなっています。